コメディカルの老後資金
コメディカルの皆さん、70歳の生活を思い描けますか?
どのような生活をされていると思いますか?

特に薬剤師の方は今の給与に満足していて、年金受給額の確認をされていない方が多いのではないかと思います。
他の職種(臨床心理士、看護師、臨床放射線技師、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師、臨床工学技士、言語聴覚士、視能訓練士、歯科技工士、管理栄養士など)の方も、現在の給与に比較的満足しており、支給される年金受給額が実際より多いと勘違いしている方も多いのではないでしょうか。
毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」を見ていますか。
まだ「ねんきん定期便」を見て支給金額を確認していない方は、今すぐ確認することをお勧めします。
早めの対策が必要かもしれません。
あなたの施設は60歳で定年ですか。
再雇用制度はありますか。
民間医療機関のコメディカルの多くは、65歳までの再雇用制度がない場合、一生涯の生活資金が不足しがちです。
仮に65歳まで再雇用で働いたとしても、ローン返済が継続した状態で、いろいろな出費予定があると生活は厳しくなります。新車の買い換え、家のリフォーム、夫婦での旅行などを計画しても資金が厳しく断念することも多いと思います。
定年後までローン返済が継続することは、可能な限り避けるべきです。
どのようなローンでも家計に負担をあたえない範囲でなるべく早めに返済すべきです。
退職後にローン返済がありますと、毎月ボディブローのように家計に効いてきます。
早めのローン返済計画の見直しをお勧めします。
あなたが20代後半から30代前半であれば、資産運用の勉強から初めてください。リスクを理解し資金管理方法をきちんと学び、少ない金額から資産運用を始められることをお勧めします。
低リスクな長期運用での資産形成が間に合いますので、検討してみてはどうでしょうか。
また、個人年金保険の検討も良いと思います。
既に40代、50代の方で、まだ資産運用をされていない方は、iDeco(個人型確定拠出年金)を初めて、定年後の年金不足分をカバーすることが大事です。
50代の方は、終身の各種医療保険を確認してみてはどうでしょうか。50代で加入することで毎月の保険料を安く抑えることができます。60歳、70歳からの加入では毎月の保険料が高くなってしまいますが、50代から終身医療保険に加入すれば、その月額の保険料が一生続きます。
全ての年代のコメディカルの方、まだファイナンシャルプランナー(FP)に相談したことがなければ、一度身近なFPに相談してみることをお勧めします。